環境問題の一つとして石油製品等の油による土壌や水質汚染問題があり、平成18年3月、中央環境審議会土壌農薬部会より「油汚染対策ガイドライン」が策定されました。所有者は、土地の油汚染の調査・対策として、全石油系炭化水素(TPH)の分析が求められています。 弊社では、ガイドラインで示されるうち、以下の分析法を用いてTPH試験を実施いたします。
試料を二硫化炭素(CS2)で溶媒抽出後、GC/FIDを用いて分析いたします。本試験では、得られるクロマトグラムから重油、ガソリン、軽油などの油種の推定及びその含有量を計測します。
GC/FID法によるASTM標準軽油のクラマトグラフ
油種に応じた溶媒で抽出し、IRを用いて油の全含有率を測定します。多検体の試験に適した分析方法であり、汚染範囲の特定に有効です。
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